いつかサバイブできなくなる日に向けて「エンディングノート」を書く

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エンディングノートという言葉を聞いて、多くは高齢者になった時に書くものという印象を持たれる方が多いかと思います。

人生100年時代と言われるようになった現在でも、全ての人が100歳まで生きられるという意味ではありません。死というものは常に我々の身近にあります。

私も突然、畑の草刈りをしていた時に心臓に負担がかかり、そのまま倒れ込んだまま人には発見されずに生死の境をさまよった時に死を意識しました。

そういった死を意識することでもない限り、人はエンディングノートを書こうといった気持ちにはなれないのも分かります。気づきたくない、意識したくないと目隠ししたくなることの代表が死についてです。

それでも死を目前に私が気になったことは、残された家族にできるだけ負担をかけなくても良いように伝えるべきことを準備しておけば良かったということです。

よく似たものに「遺書」がありますが、これとは違いエンディングノートには法的な効力はありません。ではなぜエンディングノートなるものが存在しているのか?

それは、遺書を書くほど深刻なものではなく、残された者に自分の意思を伝えたいという気持ちや要望をもっと気軽に残せる何かがあればという気持ちがあるからだと思います。私も実際、そういう気持ちで書き残しております。

さてこのエンディングノートとは具体的にはどういった内容が記入されるようになっているのか見ていきましょう。

まず自分の情報を書く

まず、誰が書いているのかをはっきりさせておく必要があります。名前や生年月日、住所などを最初に記入してから他の項目を書いていきましょう。

自分の死を知らせてほしい人の情報を書く

会社や組織で働いている方であれば、すぐに連絡できるようその連絡先を書いておきます。葬儀をやるとして、来てほしい人の連絡先を書いておくと残された方の手間が減ります。

自分の葬儀の形式の希望を書く

葬儀をするしないの意思表示や、特定の宗教を信じている場合はその希望の葬儀の方法や業者の連絡先などを記入しておきます。

お墓についての希望を書く

お墓は必要か必要ではないか。自然葬などを選んだ場合は、どのような業者のどのプランで散骨して欲しいのか希望を記入しておきます。

自分の財産についての情報を書く

遺産相続でスムーズに手続きがしやすいよう、どういった財産があるのかについての情報を記入しておきます。法的な効力を持たせたい場合は正式な「遺書」に分割の希望を書いてから、正式な手続きが必要になりますが、エンディングノートでは法に則った分割方法を希望することや、状況に応じて揉めないようにある程度の分割提案をしておくのも有効です。

終末期医療や延命治療についての希望を書く

自分の意思表示ができなくなった時の意思表示を今しておきます。これによって意識が無い状態の自分の処遇希望を示すことができます。

まとめ

上記の項目は、エンディングノートに記載する内容を考える中でもごく一部の項目ですが、このノートの趣旨は残された遺族に対する自分の意思表示なので、全てを網羅的に記入する必要もなく、自身にとって必要な項目だけでも記入しておき、また思いが変わった時には新たに書き足すこともできますし、数年に一度新たに書き直しても良いでしょう。

目的別に選ぶエンディングノートおすすめ4選

一番わかりやすい エンディングノート

とにかくシンプルでバランスのとれた記入項目になっています。気軽に書き進めることができる内容になっております。

 

あした死んでも後悔しないためのノート Special

自分自身の死について向き合うための質問形式で構成されています。逆にこれを考えることによってこれからの自分自身の人生を充実させていくきっかけになるような取り組みになると思います。

 

【エンディング終活ノート】30分で書けるエンディングノート

チェックボックスに☑をつけるだけで意思表示できることをコンセプトに作られており、数あるエンディングノートの中でも最も時間をかけずに書き記せるノートに仕上がっております。

しかし、大切な伝えたい情報である時間、時期、期間、金額などの具体的な数字を書き込める穴埋め箇所もあり、必要な情報は漏らさずに記入できます。

 

ぶっちゃけ相続 お金の不安が消えるエンディングノート

とにかくお金のことを中心に書き残すエンディングノートになっています。相続のお金の話だけではなく、自分自身の老後資金が足りるかどうかの計算も含めてお金の問題を解決するための知識が得られます。

 

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