サバイバルに向く職業を想像してみる
サバイバルに向く職業と聞いてどんな職業が思い浮かぶだろうか?
自衛隊?
消防士?
医者?
レスキュー隊?
登山家?
レンジャー?
探検家?
いやいや、強さで生き残ったとて生きながらえることはできない。
永続的に生きながらえていくには食料を常に確保していかなければならないのが生き物の宿命なのだ。
だから農業がサバイバルに向く職業として考えられる。
そういった理由からも、国の国民に対する食料安全保障の義務として重要視されている。
日本の食料自給率を知っておく
日本の食料自給率は約40%。
つまり常日頃から外国からの食料輸入がなければ国民が食べてはゆけないのだ。
主要国の食料自給率を見てみると
第二次世界大戦中に日本で起こった集団疎開の話を学校や祖父母から聞かされた覚えはないだろうか?
疎開までいかなくても都会から高価な着物を持って、田舎へ野菜や米と交換しに行ったなどの話を聞いたことはないだろうか?
やはり有事ともなると食料は配給だけでは心もとないのである。
食料自給は安心の基本
衣、食、住、人間らしい生活をする上での3大要素だか、どれが一番生きていくのに重要か?
「私は~の仕事でメシを食っている」と一般的に何気なく使っている言葉であるが
「私は~の仕事で服を着ている」とか「私は~の仕事で家に住んでいる」とは使わないことからも、無意識のうちなのか、昔から食が最も無くてはならない要素であると認識されているようだ。
私はプロフィールのとおり、阪神淡路大震災と熊本地震は身をもって経験している。
特に熊本地震ではインフラが完全にストップしてしまい、救助活動も3日経たなければ来なかった。
3歳の小さな双子の娘を抱きながら、何度も何度も震度5以上の余震が続く夜の暗い部屋で不安で過ごさなければならない日が続いた。
しかし、田舎では都会とはまるで深刻さが違うことに気が付いた。
それは身近に食料があるという事の安心感からくるものだ。
我々は何はなくとも食べ物がなくては生きてゆけないのである。
自給できると安心な作物
- 米
- 小麦
- ジャガイモ
- サツマイモ
やはり、保存が効く作物が一番強い!
この中でも米、小麦は特に保存期間が長く、作れるに越したことはないが、デメリットもある。
それは、何といっても機械や保存設備にそれなりの費用がかかる。
そして、田舎の土地である程度の面積がないと栽培できない。
これも小面積なら人力で対応できる部分もあるが、それでも脱穀や籾摺りに人力の機械に頼るしか現実的ではない。
それに比べてジャガイモ、サツマイモなどのイモ類は手で植えてから掘り起こすだけなので、小面積の栽培であれば人力で対応できる。
野菜類は基本的に長期保存が効かないので、作れば早めに消費してしまわなければいけないというプレッシャーがかかる。
大根やキュウリやナスを漬物にして保存食にするという加工食品という裏技もあるが、手間暇もかかるうえに主食としてはやや物足りない・・・。
まとめ
食べ物の自給は経験が無ければ想像すらできないと思うが、それは40年の都会暮らしから田舎へ就農移住した私にもよくわかる。
はっきり言って作るより買った方が楽でいい。
しかし、いつでも買えるという保証があればの話だ。
有事の時、お金があれば核シェルターでも作って専用の保管場所で保存食を蓄えておくから大丈夫という発想を都会に住んでいると思うだろう。
しかし、この先どんな世の中になっていくのか分からない。戦争が起こるのか、気候変動でどう変わるのか、AIの発達で仕事はどう変わっていくのか、失業しても再就職できるのか?
そんな時でも食べ物さえ自給できれば心の余裕は少しはある。
それをベースに再起を図ることもできるのだ。
農業で食料自給できる立場というのは何を置いても安心できる要素に違いない。
皆さんも農業への転職はハードルが高くても、食料自給の観点から「農」を生き方の一部に取り入れてみてはいかがでしょう?
では、また!
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